都道府県かるたの、旧国名版
着想元は「るるぶ 都道府県いちばんかるた」の「線路はつづくよゲーム」。 それを江戸時代までの旧国名で作り直したものです。 現在の都道府県の形がなんとなく頭に入っている子どもなら、旧国名が初めてでも遊べるように設計しています。
白地図に置いていく
盤面は国名の入っていない白地図で、国ごとの置き場所は決まっています。 札はふりがなと国の形が入った縦長のカードで、正しい位置に置きます。 遊んでいるうちに旧国の位置が自然と身につきます。
線がつながっていく
街道は国から国へと線でつながっています。すでに出ている線の端に続けて置けるかどうかが勝負の分かれ目です。 盤面の線が一本道に見えるのが特徴です。
手札を出し切れば勝ち
68 枚を人数で山分けし(4 人なら 17 枚ずつ)、最初に手札をすべて出し切った人の勝ちです。 終盤の特別ルールはありません。
札の出し方は 3 種類
出せるかどうかは、この 3 つのつながりだけで判定します。難しい判定はありません。
街道ルート
五街道・脇街道の線上でつながる国。すでに出ている線の端から先へ伸ばします。 複数の街道が通る国(交差点)では、別の街道に乗り換えて続けられます。
隣接ルート
街道に登場しない国は、隣の国がすでに盤面に出ていれば出せます。 隣国は 1 つに絞られていないので、隣が多い国ほど出しやすくなります。
航路ルート
佐渡・隠岐・淡路・壱岐・対馬は船で渡ります。 肥前 → 壱岐 → 対馬のように、島を一つずつ渡っていく形です。
実際の出し方を見る
東海道が「武蔵 → 相模」まで出ている場面を例に、何が置けて何が置けないかを順に確かめられます。
細かいところ
連続出しの向きは「一方向」
すでに出ている街道の端から先へ伸ばします。並びの途中に割り込むことはできません。
東海道が「武蔵 → 相模」まで出ているなら、次に出せるのは相模の先の伊豆だけです。武蔵側へ遡って伸ばすことはできません。
これにより「どちらに伸びているか」を全員が共有でき、盤面の線が一本道に見えます。
交差点では乗り換えられる
複数の街道が通る国(近江・武蔵・下総・山城・信濃など)では、別の街道に乗り換えて連続出しを続けられます。
中山道で近江まで来たプレイヤーは、近江から東海道に乗り換えて伊勢方向へ伸ばせます。乗り換えは同じ手番の中で何度でも構いません。
出せないときはパス。山札はない
出せる札が 1 枚もない場合はパスします。それ以外のことはしません。山札も、手札から引く救済措置も置きません。
全員がパスした場合は、その時点で手札の少ない人の勝ちとします(詰まりの保険)。
隣接ルート専用の国は 19 国
街道に登場しない 19 国は、隣接ルートでのみ出せます。隣国が 1 つでも盤面に出ていれば出せます。
隣接ルートで出した国も次の起点になれるので、終盤に隣接専用国しか手札になくても行き詰まりにくくなっています。
ルール早見表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使う札 | 旧国 68 国(五畿七道で色分け) |
| 札の情報 | 国名と五畿七道。名産や豆知識は今後検討 |
| 人数 | 2〜4 人(4 人なら 17 枚ずつ) |
| 盤面 | 国名の入っていない白地図。札は正しい位置に置く |
| 開始 | 盤面は空。最初の 1 枚は好きな札から |
| 手番でできること | 街道ルートは連続で何枚でも。隣接・航路は 1 枚。交差点では乗り換え可 |
| 手番の開始者 | 各ラウンドで乱数(サイコロなど)で決める |
| 出せないとき | パス(山札なし) |
| 勝ち | 最初に手札を出し切った人 |
| 全員パス | その時点で手札の少ない人の勝ち |
| 所要時間 | 1 ゲーム 60〜100 手番(試算の中央値は 70 手番) |
全国 68 国の盤面
札は国名・ふりがな・五畿七道・その国の形を入れた縦長のカードです。 縦長にしたぶん面積が増えるので、重なる札はずらして引き出し線で元の位置を示しています。 地図も札も五畿七道ごとに色分けして、同じ色で結びつくようにしました。
地図は Wikimedia Commons の File:Provinces of Japan.svg (Ash_Crow 作、CC BY 2.5)を加工して、このページに埋め込んでいます。外部からの読み込みはありません。
札のデザイン
全国盤面の国札のデザインです。 上から 五畿七道 → ふりがな → 漢字 → その国の形 の順に並べた縦長の札で、 左の色帯と右上のバッジが五畿七道を表します。
札に入っているもの
- 五畿七道のバッジ(右上)と色帯(左)— エリアごとの色
- ふりがな — ひらがな。旧国名が初めてでも読めるように
- 漢字の国名 — 札の中で一番大きく
- その国の形 — 下半分。元の地図ポリゴンから作った縮小版
五畿七道の色分け
札の大きさをどう決めたか
この盤面は 68 国が密集しているので、札を大きくすると重なって読めなくなります。 試作では 4 つの大きさを比べて、24 × 26 を採用しました。
| 札の大きさ | 重なりの組数(緩和前) | 緩和後の最大ずれ | 地図との対応 |
|---|---|---|---|
| 22 × 16(横長・旧) | 21 組 | 19.6px | ほぼ保てる |
| 24 × 26(採用) | 83 組 → 0 組 | 34.7px | 実用範囲 |
| 26 × 30 | 119 組 | 42.5px | ずれが目立つ |
| 34 × 46 | 151 組 | 73.1px | 地図と対応しなくなる |
24 × 26 は重なりが 83 組出ますが、札をずらして緩和すると 0 組 にできます。 ずらした札は引き出し線で元の位置を示すので、地図との対応は保てます。
これから検討すること
文字サイズ
実際に印刷したとき、スマホで見たときに読めるかを確かめます。
スタート国の強調
現在は武蔵の枠を赤くしています。もっと分かりやすい示し方を検討します。
手札として並べたとき
盤面に置くときとは別に、手札として持ったときの見やすさが必要です。
開発状況
ルールの主要部分は確定し、全国 68 国の盤面と、詰まり具合を試算するツールができています。 今後は札のデザインと、PC・スマホで遊べるデジタル版へ進みます。
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五街道の国の並び一覧完了
東海道・中山道・日光街道・奥州街道・甲州街道の 5 本を国の単位で整理しました。
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脇街道の選定と並び完了
北国路・中国路・山陰街道など、main 5 / primary 8 / secondary 8 の構成で試作中です。
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68 国の網羅チェック完了
街道 55 国 / 隣接専用 13 国。すべての国に到達経路があります。
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隣接データの作成完了
隣接専用 19 国を史実確認しました。丹波に近江、飛騨に加賀・越前を追加、日向から薩摩を削除しています。その後、山陰街道と出雲街道の新設で 6 国が街道ルート上の国に移り、現在の隣接専用は 13 国です。
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連続出しの細部を確定完了
一方向・交差点での乗り換え・パス・隣接専用国の扱いを決めました。
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試作盤面完了
全国 68 国の日本語盤面を作成しました。
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札のデザイン完了
縦長の札(24 × 26)に、ふりがな・漢字・その国の形を入れ、五畿七道で色分けしました。
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手回しでの確認進行中
手回しキット(
tools/deal_kit.py)でカードと進行シートを印刷し、札の文字サイズ・形の大きさ・パス回数の感覚を確かめます。 -
デジタル版これから
AI 3 人の思考ルーチンを決め、PC・スマホで動く形にします。
試算でわかっていること
実際に人が手回しする前に、tools/deal_sim.py で 5000 回の試算をしています。
- 詰まり(全員パス)で終わる割合は 0.0%。一方向ルールでも最後まで遊べます
- 手番数は中央 70(最短 65 / 最長 106)。4 人で 17 枚ずつ出し切るのにちょうどよい長さです
- パス回数は中央 9。頻繁ではなく、詰まる感じはありません
- 勝者分布は Seat1 24.4% / Seat2 24.4% / Seat3 26.0% / Seat4 25.3%。理論値 25% との差はばらつき 1.6pt で、席による有利不利はありません
よくある質問
旧国名を知らなくても遊べますか?
遊べます。札には国名のほかにふりがなと五畿七道、その国の形が入っています。 置く場所は盤面の正しい位置と決まっているので、遊んでいるうちに自然と位置を覚えられます。 現在の都道府県の形がなんとなくわかる子ども以上を想定しています。
何人で遊べますか?
2〜4 人です。4 人の場合は 68 枚を 17 枚ずつ山分けします。現在はプレイヤー 1 人+AI 3 人の 4 人プレイを想定して調整しています。
1 ゲームどのくらいかかりますか?
試算では手番数の中央値が 70 手番です。4 人が順番に手を打つので、実際には 30 分〜1 時間程度を見込んでいます。 実際の長さは手回しで確認していきます。
運ゲーですか、戦略ゲームですか?
手札は運で決まりますが、どこに伸ばすか、交差点でどの街道に乗り換えるかは選べます。 ただし試算でわかったとおり、評価関数の作り方によっては一人勝ちが起こるため、 AI の設計は慎重に進めています。
北海道と沖縄は入りますか?
旧国 68 国には含まれないため、盤面には載せていません。説明用に載せるかどうかは、 今後の検討事項です。
いつ遊べるようになりますか?
現在はルール確定・盤面の試作・札のデザイン・手回しキットまで終わった段階です。 次は実際に手を動かして遊び心地を確かめ、その後にデジタル版へ進みます。公開時期は未定です。